厚生労働省の語り部育成事業でレッスンを行いました

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6月11日、7月2日と2回に渡って、
厚生労働省の「戦中・戦後の労苦を伝える次世代の語り部育成事業」の
話法研修の講師として、レッスンを行ってきました。

「語り部育成事業」は、戦後70年余りが経過し、
戦中・戦後の労苦を体験した方々がご高齢となる中、
当時のことを語り継いでいくことが難しくなっていることから、
戦後世代の方を対象に、当時の体験や労苦、思いなどを
次の世代に伝えていくことを目的に、昨年度スタートしたものです。

今回は、東京・九段下にある「昭和館」と「しょうけい館」で研修を受けている
1期生・約30人の方を対象に、レッスンを実施しました。

研修生の皆さんは、それぞれの思いがあって、この事業に参加されています。
絶対に忘れてはならない戦争の記憶を、
これから「本当の自分の声」で伝えていこうとしている方々です。
そこには、書籍や映像という形で伝えるのとは違う、
生身の人間同士のやりとりが生まれてきます。

語り部は「響き」で、正確な情報、その当時の情景、そして当時の人々と自分の思いを、
相手に「伝える」ことが必要になるのです。

2日間に渡るレッスンでは、身体を緩めることから始まり、
徐々に響かせる感覚を覚えてもらったり、
グループワークを通してお互いの声を聞きあったりして、
最終的には、用途に合わせた声の響かせ方までお伝えしました。

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今回の研修で皆さんの響きが変わったことはもちろんなのですが、
それ以外にも素敵だな、と思ったことが3つありました。

1つめは、研修スタート時よりも柔らかくなった表情と笑顔。
2つめは、声が変わってきたことによる、自信と前向きな気持ち。
3つめは、学んだことを、語り部としてはもちろん、生活の中でも生かそうとする積極的な姿勢。

1期生の皆さんが語り部としてデビューするのは、
これから多くの研修を経た約2年後。

きっと、戦争を知らない多くの方々に、
戦争の悲惨さ、恐ろしさ、虚しさ、そして平和の尊さ、二度と起こしてはいけないという思いを、
伝えていってくれることでしょう。

私たちBreavo-paraも、こうした大事な事業に関われたこと、
とても、ありがたく思っています。