掘る呼吸で肚が据わる
インストラクターの宏美です。
9月もいよいよ終わりですね。
今月スタートしたレッスンのテーマ「掘る」発声法に、意外な効果を感じています。
声そして響きの元となるのが、呼吸。
そして呼吸の力、「息を吐き切る」力は、息をたっぷりと吸うことにつながります。
呼吸の力がつけば、自ずと大きな響きへと道が開かれていきます(ただし声のためには、他にも大切なことがあります)。
さて、レッスンから気付いたことがあります。
それは、「掘る」呼吸によって、「肚(はら)が据わる」ということ。
物事を成し遂げるには、覚悟を決めることが大切、と言います。
でも、「覚悟を決める」のは、頭や心の中で決めたことに過ぎないと感じます。
それよりも「肚を決める」あるいは「肚をくくる」の方がぴったりきます。
人生は、選択の繰り返しです。
日々、大きな決断も小さな決断も、意識的だけでなく無意識下でも行われています。
ふと、今までやってきたことに、肚を決めて取り組めていただろうか?
惰性でやっていなかっただろうか?と自問自答しました。
掘る呼吸をすると、この「肚を決める」感覚が掴みやすくなる。
あなたにとって、「本当に」大切なことは何ですか?
何か中途半端だなと感じた時、どこか気持ちがあやふやな時は、掘る呼吸を5回〜7回繰り返して、自分の中にどっしりと根っこを張る。
重心が下がり、精神的にも落ち着きが生まれます。
すると、自ずと肚が決まるはず。
肚が決まれば、あとは行動あるのみです。
迷いを吹き飛ばして、日々を清々しく生きていきましょう!
この記事へのコメントはありません。