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歌と話すこと、両者が近づくボイストレーニング

インストラクターの宏美です。

ボイストレーニングというと、歌だと思われることが多いのですが、
楠瀬誠志郎先生や、他の先生方と違って、わたしは歌のプロではありません。

じゃあ、何をレッスンしているのでしょうか?
本当の声を引き出すための、発声法です。
身体に負担がなく、相手の方にしっかり伝わる声のための、身体の使い方、声の響かせ方について。

10年以上前、わたしも受講生の一人でした。
それも、声に海よりも深く大きな悩みと苦手意識を抱えて、レッスンに通いはじめました。
仕事の最中、特に電話で話しはじめる時の「ありがとうございます」の「あ」の発音が、本当に苦手でした。
電話に出た瞬間の、微妙な間合いは、呼吸と発音のタイミングのズレによって生まれていたものです。
緊張で息継ぎができないこともありますし、電話を切った後、ものすごく手汗をかいていることに気が付く。
そんな状態だから、一日が終わると疲れ果ててしまいます。

当時から、歌うのに、発音しにくい言葉はありませんでした。
「ありがとう」と歌い始める曲は、すんなり歌えるのに、どうして話し言葉になるとダメなのだろう、と疑問に思っていました。
それが、受講生としてレッスンを続けているうちに、話す言葉と歌の間にあった距離が近くなり、今はすっかり違いが薄れています。

そう、歌うことも、話すことも、実は同じこと。
メロディーという縛りがない分、話し言葉は自由です。だから、歌うように響かせる。
苦手な言葉がある方は、一度体験レッスンに参加してみてください。
楽に声を出せるようになれる第一歩を、踏み出せるはずです。

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