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声変わりは3回

インストラクターの宏美です。

女性には3回の変声期(声変わり)があることは、あまり知られていません。
1回目は、男子の声変わりの時期と重なります。
2回目は25歳前後。
3回目は40代から更年期あたり。
※実際の時期には個人差があります。

変声期を上手に乗り越えられるかどうかで、声の人生は大きく変わります。
上手に着地できれば、声に明るい人生が待っています。では着地に失敗したらどうなるのでしょう?

私は、ひょっとして小学生の頃の変声期を、上手に乗り越えられなかったのではないだろうか?と思い当たりました。
その後、中学生のとき声のコンディションを崩してからは、普段の声や歌声に、子供の頃にもっていた響かせる感覚を失いました。
以来、Breavo-paraに出会うまでは、なだらかな坂道を下るように、じわじわと悪化の道を辿り続けました。

先日、ある知人に変声期の話をしたところ、「大好きな歌手が、25歳前後で歌がガラリと変わったけど、そのせいかなぁ?」と話してくれました。
前述の通り、変声期を上手に乗り越えた場合、声はより良い響きへ歩みを進めます。
プロの技術やテクニックもあると思いますが、変声期を上手に乗り越えるための指南を受けた可能性があるのでは、と想像しています。

今、私自身も人生最後の変声期を迎えています。声の人生の明暗を分ける、最後のチャンスです。

更年期の女性の声の処方箋は、「声帯を下げる」こと。
つい最近、ある専門家の「男性は更年期を境に声が高くなり、女性は低くなる」という記事を見かけました。

周囲も、50歳を越えた頃から、声の不調を抱えている方が多いように感じます。
例えば、咳払いが増えた、高い音域の歌が歌えなくなった、声がかすれる、喉につまったような違和感がある、など。
どれも、慢性化すると当たり前になって、意識に上らなくなります。

ちなみに、年齢のせいで声が出にくくなるというのは実は誤解です。

肉体も然りですが、声も然り、メンテナンスをしなかった結果が「今」なのです。
突然体調を崩す場合もありますが、よく振り返って見ると、長年無理を重ねたことが原因だった、と気付くことも多いのではないでしょうか。

コツコツと小さなメンテナンスを怠らないことが、本当の声で一生を過ごすための簡単で最も大切な秘訣です。
声に意識が向いたら、その時が始め時です。声の不調を脱出して、心地良く響く声を目指して、声のメンテナンスを始めてみませんか?

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