声も心も体も、ボロボロのヨレヨレだった #1
こんにちは!
楠瀬誠志郎こえの学校Breavo-paraインストラクターの宏美です。
突然ですが、みなさんは病気をしたことがありますか?
今回は、私自身の経験をお話します。
暗黒時代の話ですが、良かったらお付き合いください。
10年ほど前、30代半ば頃のことです。
わたしは原因不明の体調不良の真っ只中にいました。
尋常ではないほどに、風邪をひきやすいのです。
コロナ禍の今、そんな状態だったら…と思うとゾッとします。
例えば、すぐそばで誰かが咳をする。体調が悪そうな人が電車で近くにいる。
すると、必ずと言っていいほど、翌日熱を出したり、風邪で数日間も会社を休むことになります。
通勤電車で立つのも、やっとでした。
近距離でも立っているのが辛くて、ドアの隅に座り込んでいたこともありました。
駅の階段を駆け上ると、心臓が「バクバク」と大きく鼓動を打ち、胸が苦しい。
仕事を終えて家に帰る時、マンションの階段を手すりにつかまりながら、這いつくばるように昇っていました。
気管の筋肉まで弱っていて、食事の時や飲み物を飲む時、異常な頻度でむせてしまいます。
もっともっとたくさんの不調がありましたが、書き始めると本当にキリがないので、この辺でやめておきます。
一言でいうと、とても苦しくて辛い日々でした。
実は、知らず知らずのうちに、わたしの体は病魔に蝕まれていましたのでした。
そしてボロボロのヨレヨレは、体だけではありません。
声も、そして心も同じでした。
わたしの声のボロボロは、中学生の時に始まりました。
小学生の頃、お風呂で大声で歌うのが大好きな、ちょっぴり??近所迷惑な子供でした。
それが、中学生で剣道部に入ってからは、気合の証明のように大声を出し続ける日々を送るようになります。
調子にのって声を出して、何度も喉をつぶしてから、どことなく高音がかすれ気味になってしまいました。
最初はしばらくたてば治るかな?と思っていたのです。
待てど暮らせど調子が戻らなかったので、耳鼻科で診察を受けました。
何度か、鼻にチューブを入れて先生に診ていただきました。
でも、どこも悪くない、と先生。
それからは、声の調子が悪いことが、当たり前になりました。
歌ってもなんだか辛くて苦しくて、だんだん歌う楽しさを忘れていきました。
続く
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