いい声になりたい!どうやったらなれる?
声がいい人に共通して言えることがひとつあります。
聴覚が優れているという点です。
「聞く力」。
素晴らしいオーケストラは何が違うのか、音のチューニングのクオリティーが圧倒的に違います
それは楽器ではなく、楽団員の耳の力です。
いい声になりたかったら、聴覚力を上げること。
では、その聴覚力を上げるにはどうしたら良いのでしょうか?
遠くの音を聞き取る訓練です。
外に出て、気持ちを鎮めて両耳で出来るだけ遠くで鳴っている音を左右同時に聴くこと。
最初は、身近な音しか聞こえてきません。
でも、訓練を重ねているうちにはるか遠くの音を聞き取れるようになっていきます。
微細な振動をキャッチ出来るようになれます。
マサイの人々が7キロ先の動物の種別、性別まで聴き取れたり、アメリカ原住民の人々が地下に流れる水脈の音を聴き取り井戸を作ることが出来るのも優れた聴覚の持ち主だからなのです。
子どもの頃は遠くの電車の音や鐘の音、小さな虫の音、鳥の声などを聴き取ることが自然に出来ていました。
大人になり近くの音の中でしか生きることをしなくなり聴覚が劣化をしてしまいました。
でも、それを元に戻すことが出来きます。
ヨーロッパの歴代の指揮者、歌い手、演奏家が自宅を郊外(田舎)に持つこともごく自然なことなのです。
声が良くなりたい!ならばいい耳を持って聴く力を身につける。
そこから始めましょう。
楠瀬誠志郎
この記事へのコメントはありません。