声という言葉の由来。
僕らが普段使っている言葉、「声」。
この言葉に声の本質が隠されていることをご存知ですか。
「声」この言葉の由来は「聲」。
「声」と「殳(るまた)」その下に耳と書きます。
「殳(るまた)」とは、現在でも中国に存在する、石を吊るし叩くと、とても美しい音のする楽器です。石の重さ、薄さによって色々な音が響き渡ります。
喜び・おもてなしなどの時にその石を叩き音で気持ちを表していたと言われています。
また、家によって音が違う為、「あっ!あの音は◯◯さんのお家の音だ」と生活の中に溶け込んでいました。
その下に耳という言葉がそっと置かれています。
上で叩いた音の響きをその下で浴びる。
その音に人は和み、癒され、安らぎを感じていたのです。
声は出すものではなく、響きを浴びさせるという意味がそこに書かれているのです。
昔の言葉を創作したクリエイター達は、呼びやすい名前を創作するだけではなく
その言葉から扱い方、想い、思想までを込めて創っていたのですね。
ステキです!
声は聞くものではなく、浴びるもの。
そんなメッセージを受け止めて物を聴いてみるのもちょっとしたステキな時間になりますね。
Breavo-paraはそんな時間を大切に過ごしています。
楠瀬誠志郎
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