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平安・鎌倉時代の音楽って?

何かできっと目にしたことがあるのではないでしょうか。
蝶の羽を付けた子どもの舞。(胡蝶楽)
朝鮮半島の高麗楽に属する舞踊楽曲ですが、この曲実は日本人の作曲なのです。
宇多法皇(906)時代。藤原忠房が前栽合(センザイイワセ)の楽として作ったと言われています。
遣唐使廃止以前に中国、朝鮮半島から日本に入っていきた雅楽は宮廷の宴会音楽でしたが、
廃止後、日本は独自の旋律と器楽の発達で日本独自の雅楽を作り上げました。

そんな今でもこの胡蝶楽は一切手を入れずその当時のままの奏法と音で受け継がれています。
蝶々の可愛らしい華麗さを表現したこの作品。
管楽器、打楽器、弦楽器の美しい絡み合い。
そこから感じられる鎌倉時代の美学。
茶道、花道、香道。
目に見えぬものを茶に例える。花に例える。香りに例える。
そして、響きに例える。
タイムマシンがあればどこに行ってみたい?と聞かれたら、
是非一度鎌倉時代の研ぎ澄まされたセンスのお遊びを触れに行ってみたいものです。

雅楽。
けして難しいものではありません。

当時のヒット曲「胡蝶楽」機会があれば是非、ご賞味下さい。
笑顔で聴けますよ。

楠瀬誠志郎

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