赤松 宏美

声に悩みやコンプレックスがある人
全員に来てほしい。
気づくと自信が芽生えていますよ。

ストレスや緊張で声嗄れに悩んでいた頃、このレッスンに出会いました。
そして、いつの間にか頑張らなくても、無理なく声を響かせることができるようになりました。
自分に合った響きを見つけることで、声に自信が生まれ、心も体も元気になっていくものです。声は自分らしさを表現するもののひとつです。
「本当の自分の声」で響かせた時、お一人おひとりの自然な美しさが現れます。
あなただけの響きを、レッスンを通じて一緒に見つけていきましょう。

2011年より楠瀬誠志郎に師事。

  • 担当クラス
  • INTERVIEW

・Capyum
・Papyum
・Rapyum
・Medi
・Apyum
・Parra

ー宏美先生はブレイヴォーパラの受講生だったんですよね。

声にすごく悩みがあって通い始めたんです。自分は声が枯れやすかったり、電話で息をずっと止めて話していたり、いつ息継ぎしていいか分からなかったりしました。「仕事で話す時にすごく緊張しちゃって、喉がずっときゅっと絞まっていて話しづらい」とおっしゃる受講生の方も結構いらっしゃるんですが、その気持ちがすごく分かるんですね。私の場合は、パラに通って3カ月くらいで、声の出し方が変わったという記憶があるんです。

ー通い始めた理由は、仕事で声をしっかり出したいから?

それもありますけど、実は私、声が病気のような状態だったんです。中学と高校の時に剣道部で、その時に喉を潰して声の状態が悪くなってしまいました。大きな声で歌うことが好きだったのに、ひどく喉を潰すともう治らないんですよ。耳鼻科にもしばらく通ったんですけど、「全然異常はなし」、「これ以上よくならないです」と言われて、その状態が普通になっていました。ところがパラに通ううちに声が自然な状態に戻っていき、「よかった!」と身をもって経験したことが大きいと思います。

ー宏美先生がパラの入会を決めたポイントも知りたいです。

実は私、楠瀬先生の体験レッスンは受講していないんです。普段どういうレッスンをするのか興味があったので、通常クラスに行って、その先生がすごくよかったので習おうと思いました。一番の理由は、その時に対応がすごく温かかったという意外な所なんですよね。さらに、スタジオといえば雑居ビルの一角にあるイメージがあったのに、パラは扉を開けたらすごく洗練されているいい場所だなって。東京のしかも表参道。私、田舎者なのでいいなと思いました(笑)

ーレッスンを受け始めて、いかがでしたか?

もともとは身体がすごく硬くて本当にひどい状態で、今はずいぶんマシになりましたが、ストレッチが全然できなかったんです。当時は営業の仕事をしていて、毎日1万歩以上歩いていたから、とにかく体力には自信はあったのに、ストレッチもボディーグルーヴ(発声前の基礎的なストレッチ)も大変だったんです。でも、続けたら何か変わるんじゃないか?という予感がすごくしたんですね。

ー変わる予感はどんなところに感じたんでしょうか?

パラの体験に来るずいぶん前に、駅前のボーカル教室に1年くらい通っていました。「今日は何を歌います?」と言われてカラオケみたいなブースで音源を選んで、「もうちょっとこう歌いましょう」とか簡単なアドバイス受けて、個人レッスンでただ歌って終わり。それがボイストレーニングだと思っていました。でも、あまり意味がないなぁと感じてやめたんですよ。その経験があったから、「パラなら根本的に変えてもらえる気がする!」と思いました。私は比較するものがあったんですけど、いきなりパラに来た人は分からないだろうなという気はします。色んなボイストレーニング教室がある中で、パラは身体からしっかり変えていくから、「私も変われる!」と思ったんだけど、値段が高いな~って(笑)でも他の教室とは、ほんと全然違うんですよ。割と頻繁に面談して、一人ひとりをすごく大切にしてくれました。私もピアノとかたくさん習い事をしてきたけど、パラはすごく大事にしてくれるなって思います。

ーもう習い事じゃないみたいな感覚?

そうなんです。特に私は1年目に習っていた先生のことが本当に好きで。始めたての頃に、レッスン中にいきなり全身がつったんですよ。普段動かしていない筋肉がたくさんあったので。それで、自分でもびっくりして、息も苦しくなっちゃって……。その時に先生がいきなり抱きしめてくれたんです。私、もうそれに感動して、動けなくなっちゃったんですよ。そのとっさの先生の愛情に、今思い出しても涙が出てきます。「自分は同じことができるだろうか?」って。レッスンを始めたばかりの人にそんな対応をしてくださって、ずっと心に残っています。

ーなぜインストラクターになろうと思ったんですか?

私、もともと自己評価が普通の人より低いんですよ。ただ、声で人を感動させるとか、思いを伝えることは唯一、自信がありました。学校の授業でも詩や文章の朗読って、みんな嫌がるじゃないですか。けれど、私は結構張り切って感情を入れて読んでいました。音楽や歌うことも好きでした。

ー人前で緊張しないんですか?

多少はするんですけど、発表するのとか割と得意なタイプでした。嫌な奴でしょ?(笑)

ーレッスンを通じて、受講生に持ち帰ってほしいことは何ですか?

やっぱり自信ですね。さっき自己肯定感が低いと言ったんですけど、自分の経験を踏まえてそう思っています。自分の人生を前向きに生きて、全うできるようになってもらえればなって。もちろん私も100%前向きではないから、私がそういう方向に引っ張るのではなくて、自分自身にそういう力があるんだよ、と言わずして気づいてもらえたらなって。

ー自信はすべての人が求めているものですよね。

自信って、今日からいきなりポンと芽生えました、ということはなくて、うっすらの積み重ねです。結果的に「そういえば自信が出てきたな」みたいな。パラのレッスンも「そういえば、こういうことができるようになったな」と後から気づくことが多いです。でも、いきなり声が出るようになることも正直あります。「声のお産」と誰かが言っていましたね。半年くらいで突然、声が出るようになるんです。私もそれを突然経験しましたが、パラに通っている方は一回そういうブレークスルーみたいな体験をしているんです。先週までは声が出なかったのに、今週いきなり出るようになる。レッスンを続けていれば、突然パッと声が出る時が、必ず訪れると思います。

ー理想的なレッスンができている時、宏美先生はどんな感覚ですか?

ここって目に見えない磁場みたいなものがあるんですよ、私は感じないんですけど(笑)声を出しながら空間を作ることを目指しています。例えばレッスンで使う「モーニングサン」という音楽ソースも、周波数的にものすごい音が鳴っているんですね。あれは陰か陽かと言われたら、陽の音楽なんです。そういった音楽と声と空間で、浄化するような空気感を作りたいなって思います。浄化というと何だかうさん臭いですかね?

ー余計なものを落としていくような。

そうそう。穢れを払う……私、結構神社が好きなのですが、近いところはありますね。パラの扉を開けた時にも、神社の境内に入った時に近い感覚は感じます。

ー空間を作っていくにあたって、心がけていることはありますか?

レッスンの寸前まで他のことをしていることが多くて私は一つひとつ手が抜けないタイプで時間がかかるので、バタバタしていることが多いんですよ。だけど、スタジオの扉を開けたら別世界みたいな感じですね。自分自身、ここのスタジオの空間に入ったら、心を無にするようにしています。もちろんレッスンの流れはあるんですけど、ボディーグルーヴ(発声前の基礎的なストレッチ)の間にざわざわしたものは一度リセットします。だからできる限り清潔感のある清らかな空間に整えて、いい状態でレッスンを受けてもらうことを心がけています。そこは一切、手を抜いたらいけないと思っているので。掃除も毎日やっていますけど、厳しい目で見ますね。楠瀬が鏡をきれいにするように言っているので、鏡の手垢も丁寧に取るようにしています。大切にしていることは、清らかな空間を作ること、整えることですね。そうすると、自分自身もリセットされると信じています。

ー宏美先生にとって「声」とはどんな存在ですか?

やっぱり「自分」なんじゃないかなと思いますね。私、喉の風邪をよくひくんですよ。喉から身体を壊すタイプなので、自分が万全でない状態の時に無理すると喉から風邪ひいちゃうんですよ。そういう意味では、声でコンディションがばれますよね。だから声はまず自分ですね。

ーインストラクターをされてきて嬉しかったことは何ですか?

継続してくれた時です(笑)やっぱり、ちゃんと価値を提供し続けられないと、皆さんやめてしまうので。決して安くはないレッスン料ですし。あと、体験レッスンの受付から入会まで基本的に私が関わっているので、パラの受講生はみんな私の受講生だと思っているんですが、レッスンを終えた皆さんが楽しそうに帰っていくところを見送れた時も嬉しいです。

ー私も遭遇しましたが、みなさん晴れ晴れとした表情をされていますよね。

すごく嬉しかったのが、自分の通常クラスを体験された方が入会を決めてくれた時です。しかも進級してくれて特別に嬉しかったですね。そのことを楠瀬に報告した時にすごく喜んでくれたのもうれしかったです。やっぱり、楠瀬の言葉は愛情があるんですよね。

ー宏美先生の趣味はジャズだとか

ピアノの音はすごく好きです。幼い頃にピアノをやりたいと言うと、親がすぐピアノを買ってくれて。私は3人兄弟なのですが、そんな高いものを買ってもらえたのは私だけ(笑)それなのに、子どもの自分にはありがたみが分からなかったんですけど、あの時にピアノのレッスンを受けたから今があると思っています。

ーその時にピアノを習っていなかったら、パラの先生になっていなかった?

やっぱり自信はないかもしれないですね。音階をとる時に鍵盤に慣れているので、抵抗感がないというか。

ーお仕事自体が特技ですよね。

ブレイヴォーパラは宏美先生にとってどんな存在ですか?

「もう一つの家」みたいな存在です。自分の家よりもきれいにしています(笑)古くなってきているので、清潔な状態に保つのがすごく大事だと思うんですよ。いいホテルって古いじゃないですか。でも、リニューアルを続けながらいい状態を保っていると思います。いくら素晴らしい空間があっても、手入れをしていないと、汚い空間になっていく。そこで、いい状態を保つために日々のことが大切だと思っています。ホテルの方の接客も参考にしていて、フロントの方のホスピタリティーも研究しています。気持ちがいいことを、自分もできるようになりたいと思います。

ーそれでは最後に、Breavo-paraにはどんな方に来てもらいたいですか?

とにかく、声に悩みとかコンプレックスがある人は全員来てほしいですね。こういう場所があるということを知ってほしい。声の出し方はちゃんと分かれば誰でもできるんだよって。コツコツの積み重ねです。